2018年10月30日火曜日

中部太平洋ピアノ技術者コンフェレンス2018



ピアノテクニシャンズギルド(アメリカ協会)ハワイ支部主催による中部太平洋ピアノ技術者コンフェレンス2018に参加しました。オーストラレージア協会も協賛として関わっています。参加者は少なめでしたがオーストラリア・ニュージーランド・カナダ・アメリカ本土からの参加がありました。

オーストラレージアン協会からは、会長であるマイケル・ライアンがダンパーの講義、副会長である私がタッチウエイトの講義を行いました。他にアメリカ本土からの講師、ディーン・レイボーンやランディ・ポッターなどのお馴染みの顔もありました。

私の講義は1時間20分、アメリカ系の技術者はスタンウッドについてはよく知っている人が多いので、スタンウッドのカバーしていないが重要なテーマである慣性モーメントについて集中的に話しました。このテーマでは具体的な内容は、アメリカでもまだ出版もセミナーも開かれていないので、かなり聴講者の興味を引いたようです。
今回使ったスライドショーのPDFファイル版を配布しましたが、半数以上の参加者が申し込んでくれました。PTGの現会長含め多くの人から大変好意的なフィードバックをいただき、より自信を深めることができました。
オーストラリアからの参加者はすでに以前のコンベンションでも私の講義を受講している人が多かったのですが、内容がより深く分かりやすくなった、とお褒めいただきました。
「タッチウエイトマネジメントの方法」英語版を望む声も少なからずあり、役に立つ助言もいただいたので、今後しばらくその実現に向けて注力していきます。
日本での研修会ではこの講義の一部を抽出して使用します。今回配布した英語版のPDFは日本での研修会終了後私のウェブサイトからダウンロードできるようにする予定です。

講義の様子

2本のレバーを用意し慣性モーメントを変えて角加速度の違いを比較しました。

ギアレシオの説明には新しく考案した図を使って説明しました

今回の全参加者

ワイキキそばにあるダイアモンドヘッドからの眺望


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