2015年3月7日土曜日

研修会の詳細のお知らせ:九州支部福岡Ⅰ・Ⅱ区筑後地区佐賀地区主催分


一般社団法人日本ピアノ調律師協会九州支部
福岡Ⅰ・Ⅱ・筑後・佐賀地区合同技術研修会のお知らせ

この度、福岡地Ⅰ・Ⅱ地区 筑後地区 佐賀地区の4区合同の技術研修会を開催する運びとなりました。 講師にはニュージーランドから中村祐司氏をお迎えし、GPを使用してのタッチウェイト調整をテーマにご指導いただきます。また、奥深いタッチウェイト調整の世界を学ぶために、今後のシリーズ化も視野に入れて企画しております。

貴重なこの機会にぜひ、合同参加4地区以外の会員の皆様にも広くご参加頂ければ幸いです。









研修会は盛況のうちに終了しました。ご参加のみなさん、幹事の役員のみなさま、大変お世話になりました。











 
日時:2015429日(水・祝) 9:30受付開始 1000研修開始 1630研修終了予定
 
会場: 小郡市 東野校区公民館内多目的ホール 住所:福岡県小郡市三沢83
 
講師:中村 祐司氏 
 
研修テーマ:タッチウェイト調整に関する基礎知識の講義とGPを使用しての実践
 
使用楽器:ディアパソングランドピアノ ・3
 
参加料1,000円(お弁当とお茶を用意いたします) 参加資格:ピアノ調律師協会会員のみ 
     
※会場の駐車場には限りがございます。
恐れ入りますが乗り合わせや公共交通機関での来場に、ご協力をお願い申し上げます

※研修会終了後、会場近くの中華料理店 龍宮にて懇親会を予定しております
(会費は4000円ほどの予定です)多数のご参加をお待ちしております

ご参加申し込み・ご質問 お問い合わせは下記連絡先までお問い合わせ下さい。

福岡Ⅰ区地区長 古川 
TEL
 : 090-7533-2462  E-MAIL : wataru.furukawa24@gmail.com PC dabadaba12@yahoo.co.jp

福岡Ⅱ区地区長 小池
TEL : 080-6982-0226  E-MAIL :  k69820226@kawai.biz.ezweb.ne.jp PC koikes@kawai.co.jp

筑後地区長 庄司
TEL : 090-8833-7072  E-MAIL :   PC  

佐賀地区長 小野

TEL : 080-3965-0240  E-MAIL :   PC  


中村祐司氏によるタッチウエイト研修 当日実施内容の参考資料
基礎編(研修会の前半2時間程度)
タッチウエイトとはいったい何か?どのように数値化してどのように調整するのか?について概略を解説します。日本でタッチウエイト調整と言えば鍵盤鉛調整を指しますが、アクション全体で見ると調整できる場所が他にもあります。それらの中から個別の状況にあった作業を選択することによって、予算に見合った作業で要望に適ったタッチを作り上げることができるのです。基礎編ではその概要を解説します。

·        タッチウエイトをどのように計測するか(ダウンウエイト・アップウエイトなど)
·        タッチウエイト改善のために使われる手法の例(MBA,MAA、ウイペンサポートスプリング、タッチレールなど)

  タッチの重さを調整するために何をどうするのか?(アクションレシオとストライクレシオ、ハンマーストライクウエイト、慣性モーメントとギアレシオなど)



    鍵盤鉛調整の意味と有効な活用法

·        最新のタッチウエイト調整の方法の紹介   
1、スタンウッドのタッチデザインとSALA
2、ダレル・ファンドリックとジョン・ローズによるITF-Dipカルキュレーター
3、マリオ・イグレックによるプラクティカルタッチ調整システム
4、中村によるタッチマネジメントの手法


グランドピアノ実践編(研修会の後半3時間程度)
グランドピアノの修理ではタッチウエイトに関する知識を持つことによって、より高いレベルでのサービスを提供することが可能になります。単純なタッチウエイトの変更やハンマー交換時におけるタッチウエイトの設定と確認、そしてシャンクやウイペンの交換やキャプスタンスクリューの移動を伴うアクションの大修理など、タッチウエイトの管理方法を知らなければ最良の結果は得られません。アクション全体を見て何をどのようにチェックするのか、どのようにタッチウエイトを意識的に設定していくのか、慣性モーメントの影響をどのように勘案するのか、などを理解するための講義です。



  ※研修会当日、時間等の余裕がありましたら、アップライト編の内容にも触れる予定です


 中村祐司氏(なかむら・ゆうじ)プロフィール  

ヤマハピアノテクニカルアカデミー第3期卒業
ヤマハ株式会社入社、アップライト工場3ヶ月研修、グランド工場3ヶ月研修、コンサートグランド工場1年半研修の後、コンサートピアノ工場で3年間整音・調律業務と新商品開発補助。東京支店アーチストサービス室に2年勤務。北海道支店2年勤務の後退社。北海道立旭川高等技術専門学院木工科にて木工技術を1年間学ぶ。
北海道芸術専門学校調律科に講師として勤務。2年目に主任講師に就任。1999年に閉校するまで6年間勤務。
同年ニュージーランドに移住し、ジェンキンピアノサービスに勤務。2004年にパートナー(共同経営者)になり現在に至る。
オーストラレージアピアノ調律師・技術者協会ニュージーランド支部、ARPT会員。入会試験検定委員。現ニュージーランド支部副支部長。
ニュージーランドの研修会で定期的に講師を務める。2013年シドニー開催されたオーストラレージアコンベンションでタッチウエイトについて講義を行う。
グランドピアノのタッチウエイトに関する論文がアメリカ協会の会報「ピアノ・テクニシャンズ・ジャーナル」の2014年9月号と10月号に、アップライトピアノに関する論文が2015年1月号と2月号に掲載される。

2014年10月にクイーンズランド支部の招聘により、アップライトとグランドピアノのタッチウエイトについて講義を行う。


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