このマニュアル本は全8章の構成で、ピアノのタッチウエイトについて基礎の基礎からギアレシオや換算慣性モーメントの計算、さらにバランスウエイトと慣性モーメントの設定の考え方まで、実際の作業を含めてその調整方法を詳細に紹介しています。
この本を読むことと、実際にやってみることを積み重ねることによって、次第にやり方や考え方が身についてくることでしょう。
研修会では具体的に説明をし、質問にお答えしていきますが、たとえば一日の研修会では全体の一部しかカバーすることはできません。この本で自習することと必要な時に研修会に参加することによって効率の良い学習ができると思います。
この本によって多くの技術者が自信を持ってタッチウエイトの調整ができるようになっていくことでしょう。そして多くのピアノが顧客にとって弾きやすい重さのタッチに調整されていくことを願っています。
目次
第1章 タッチウエイト調整入門
第2章 タッチウエイトマネジメントに必要な予備知識
第3章 タッチウエイトマネジメントに必要なデータ採集
第4章 データの分析と改善策
第5章 タッチマネジメントでの実際の作業
第6章 バランスウエイト基準の鍵盤鉛調整
第7章 アップライトピアノのタッチウエイトマネジメント
第8章 上級者向けの解説
参考資料 スタンウッド精密タッチデザインのデータ表・用語解説ほか
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