2016年6月10日金曜日

タッチウエイトマネジメント研修会どんどん進んでいます

先週末から昨日まで4会場で研修会を行いました。

八王子会場(6月4日)ユーロピアノさん工房にて

昨年に続いて2回目になりました。スタンウッドの計測キットをお持ちの方が増えて、5グループ全部がそれを使用するという快挙!昨年の続きからのプログラムを予定していましたが、数人初めての方がいるのと、昨年の参加者からも復習からやって欲しいとの要望もあったということで、予定を少し変更して行いました。
基礎的な原理や測定方法の復習からスタートして、各種のタッチ変更手法を実習し、ハンマー交換を想定した分析を行いました。新旧ハンマーのストライクウエイトを測定してスマートチャートに記入したり、慣性モーメントの影響を考えました。最後はクリップをシャンクにはめてハンマーストライクウエイトの違いによる音色とタッチの違いを体験して研修会を終わりました。


アクションレシオ測定中

渋谷会場(6月5日)代官山音楽院ホールにて

関東支部研修部の主催で行いました。50名近くの参加者を得て入門から基礎編の研修会です。タッチウエイトの歴史を紹介した後、実習を交えて伝統的な手法と平行等式の測定方法を体験していただきました。簡単にできる方法でタッチウエイトが変わったりアフタータッチが変わったり、実際に現場でも試してみようと思える自信がついたのではないでしょうか。参加人数も多く、9つのグループに分かれて実習しました。スタンウッドの測定器具が5セット、そして私の自作の器具が4セットあり、全員同時に平衡等式の計測ができたのは前日に続く快挙でした。

講義中の筆者

熱気にあふれる研修会場

鍵盤の支点移動を行ってウエイト測定してみる

金沢会場(6月7日)

森の中の素晴らしい環境の中での研修会でした。会場になったホールも広く快適です。渋谷会場と同様のプログラムで進行しました。支部外や非会員も含めて34名の参加で、いつもの研修会よりかなり多い参加者とのことでした。アクションモデルを10台用意していただいたので、1グループ3~4人でウエイトの変化をチェックできました。スタンウッド測定ジグは私の4セットだけだったので昼食時間も使って実習しました。

講師回りのセッティング

放射状にグループを配置し講義と実習を効率良く行いました

高松会場(6月9日)

郊外のきれいなホールでの研修会でした。舞台が上下できたので、客席と舞台を同じ高さにして6グループに分かれて実習しました。当初ハンマー交換時のやり方に焦点を当てて、という予定だったのですが、アクションモデルが6個集まったのと、初めて参加する会員も多いということで、基本プログラムを軸に進行しました。支部外や非会員も含めて31名の参加で、いつもと違う顔ぶれだったようです。北海道からわざわざ参加してくれた人もいました。1グループ5~6人でウエイトの変化をチェックしました。時間の関係でスタンウッド測定は昼食時間を利用して希望者のみとしました。

持ち寄ったアクションモデルにて測定中

ウエイトの変化とアクションの動きを検討中

会場の様子、6グループに分かれて実習です

中盤4会場が終わったので、今日から週末は休養ということで前から回りたかった四国を鉄旅です。天気も良く山並みがきれいでした。

徳島線よしの川ブルーライン乗車中

穴吹駅からの風景

各会場の主催者の皆さま、そして参加者の皆さま大変お世話になりました。また、たくさんの方に拙著をご購入いただきました。ありがとうございました。

来週は広島会場、鳥栖会場そして締めは山梨会場です。今回の研修会ツアーもいよいよ終盤になります。各会場の参加予定者のみなさん、いましばらくお待ちください!

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