2013年11月11日月曜日

タッチを変える Page 2:講義の概要





タッチの重さや弾いた感じを変えて欲しいと言う要望は、ピアノ技術者であれば少なからず相談を受けた経験があるものです。では、それに対して、どのような対応をしているでしょうか?どのような手段を手持ちの駒として持っているでしょうか。

この講義では鉛調整をやって良しとするレベルではなく、もっとアクションの深い理解を元に本当に役立つタッチの調整について紹介していきます。

大きな鉛を両側に入れた鍵盤、ハンマーを変わったやり方で計量している様子、細かく切断分解されたウイペン、そして鍵盤の重さの動きを示した図、これらはこの講義で提案していくやり方の一部ですが、ほとんどの人には目新しい光景だと思います。

スタンウッド方式によってアクションの静的なバランスを分析して、その上で私の開発した慣性モーメントの計算によってアクションの動的な抵抗感を調整し、問題のあるアクションをできるだけ顧客の要望に答えることのできるアクションへと改善していきます。

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